教育・指導・取り組み

貸切バス初任運転者に対する安全運転の実技指導内容の公表

2025年9月30日

弊社では、「旅客自動車運送事業運輸規則第47条の7第1項の規定に基づき旅客自動車運送事業者が公表すべき輸送の安全にかかわる事項等」により、貸切バス運転者への初任教育を次のとおり実施しております。

研修期間

入社後、運転士として選任される前までに20時間以上実施します。

実技訓練対象者

1. 新たに入社した運転者

運転者実技訓練教育の概要

1. 初任運転者に対して最低20時間の実技訓練を実施し、初任運転者の技量を確保します。
2. ドライブレコーダーで記録された映像等を活用し、指導監督を実施します。

実技訓練のポイント

・実際に初任運転者が運転する自動車(貸切バス・大型・中型・マイクロバス)で実施。
・実際の運行経路を踏まえ、市街地、坂道、高速道路等において実施。
・日中だけでなく、夜間の運転についても実施。

ドライブレコーダーを活用した指導・監督の内容

1. 映像を活用して普段の運行状況を確認。
2. 映像により運転者に自身の運転状況・特性を把握させ、指導。
3. 事故事例・ヒヤリハット・好事例を共有し、指導を実施。

【主な指導内容】
・適正な車間距離を保った運行
・法令遵守の確保
・急発進・急ハンドル・急ブレーキの危険性の再確認
・安全運転状況の把握および評価
・個々の運転者の不安全な運転特性の指導
・運行経路において生じたヒヤリハット体験の共有・危険予知
・危険回避、緊急時における対応事例の共有

安全運転の実技指導内容(20時間以上)

【1. 実施ルート・方法】
・車両に慣れさせ、走行しやすい区間から運転を始め、徐々に難易度(狭隘区間・山間区間・高速道路)を上げて実技教育を進めます。
・実際に走行する可能性がある経路を運行。

【2. 運転操作】
・初任運転者本人が運転し、指導者が添乗して指導します。
 ※必要に応じて指導者が運転します。

指導者

Y:運行管理者兼指導運転士 1名(2025年9月30日現在)

初任運転者に対する特別な指導内容

【座学教育(10時間以上)】
1. 事業用自動車の安全な運行に関する基本的事項
2. 事業用自動車の構造上の特性と日常点検の方法
3. 運行の安全および旅客の安全を確保するため留意すべき事項
4. 危険の予測および回避
5. 安全性の向上を図るための装置を備える貸切バスの適切な運転方法
6. ドライブレコーダー映像を用いた指導
7. 定期健康診断結果を用いた指導
8. 適性診断結果を用いた指導

座学教育指導者

Y:運行管理者兼指導運転士 1名(2025年9月30日現在)

初任運転者指導記録

◆実技訓練指導項目に基づく実技訓練(計20時間以上)
初任運転者:K 指導時期:9/2~9/6 指導車種:中型バス・大型バス
指導ルート:主な走行エリア 神奈川県内(東京都内、千葉県内)

◆座学研修項目全8項に基づく座学研修(計10時間以上)
初任運転者:K 指導時期:9/1~9/5
Y:運行管理者兼指導運転士 1名(2025年9月30日現在)

※個人情報保護の観点から、初任運転者および指導者名はイニシャル表記(仮名を含む)にしております。

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